もみじ饅頭!

January 8, 2018

 

 

昨年の12月上旬、藤い屋さんを撮影をする機会を得た。

藤い屋さんというのは、大正14年から広島県の宮島に店を構える老舗のお菓子屋さんだ。

 

店の名物は、もみじ饅頭。もみじ饅頭を製造販売している店はたくさんあるが、

どれか一つを選べとなると、地元では「やっぱり藤い屋さんだよね」ということになるそうだ。

この店のもみじ饅頭はとことん餡と素材にこだわって作っている。

だからもし大事な人へのお土産として買って帰るなら、すぐに手渡して食べてもらわなきゃならない。

なぜなら、この店のもみじ饅頭はあまり日持ちしないから。

 

 

撮影は三日、その間もみじ饅頭だけでなく、藤い屋さんが手がけている古今菓というお店のパイやケーキも撮影した。

あんぱん、マロンパイ、シュークリーム、カステラ、プリン、カメラの前には次々と魅力的な被写体が現れる。

そして撮影が終わるたび、どうぞ一口召し上がってみてください、と試食を勧められる。

(勧められない時は、ちょっと食べてもいいですか、と自分から切り出した)

カメラマンの仕事をやっていると、ああこの仕事をやっていてよかったなあ、と感じる瞬間が時々訪れる。

例えばそれはカンプノウスタジアムのタッチラインからアンドレス・イニエスタを撮っている時だったり、

歌舞伎座の稽古場で松本幸四郎さんの勧進帳の通し稽古を3メートルも離れていない壁際から撮らせてもらっている時だったりする。

バルセロナのイニエスタ、東京の松本幸四郎、そして宮島のもみじ饅頭。カメラマンとはなんと幅広い職業なのだろうか。

 

 

焼きたてのもみじ饅頭がどのくらい美味しいか、もしまだ知らないなら、宮島を訪れた際は是非藤い屋さんに足を運んでみてください。

うちの中二女子の言葉を借りると、マジやばいから。

 

 

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