サンウルブス 2

June 1, 2018

日本を出た時は初夏だったのに、バンコク経由でメルボルンに着くと、飛行機の外には秋の終わりの、あるいは冬の始まりの風が吹いていた。

寒いところから暖かいところに行くと得した気分になって、その逆だと損した気分になるのは何故なんだろう。

あるいは、スキー好きの人なんかはより寒いところに行くと、得した気分になるのだろうか。

 

メルボルンには5日ほどいて、今はオーストラリアの首都キャンベラにいる。

早いもので、Sports Graphic Numberで始まったサンウルブズの南アフリカ遠征帯同記もこれで3回目となる。前回はニュージーランドのウェリントン、前々回は南アフリカのダーバン、そして今回はオーストラリアのメルボルンとキャンベラ。

 

正直、ラグビーにこんなにハマると思っていなかった。いや、ラグビーにハマるというよりは、ラグビーに関わっている人々にハマった、と表現した方がより正しい。とにかく、魅力的な人ばかりだ。朝食を一緒に食べていると、コーヒーを取りに立った選手は、必ず聞いてくれる。コーヒー飲みますか?試合に勝った時は、ただチームに帯同して取材をさせてもらっているだけのカメラマンなのに一緒に喜びを分かち合わせてくれるし、試合に負けた時は一人一人でその悔しさを消化してすぐに切り替える。彼らは決して誰かにあたったりしない。ラグビー的価値観、未だにものすごく新鮮である。

 

チームの勝敗はここまで12試合2勝10敗。数字だけ見ると、なんだよ弱いなあ、ってことになるが、いやいや、サンウルブズが三年前から挑んでいるスーパーラグビーという世界は、正直怪物だらけの世界である。確かにサンウルブズは相対的に語るならば弱いのだが、とにかく他が強いのだ。例えとして正しくないかもしれないが、Jリーグの優勝チームが欧州チャンピオンズリーグのベスト16からいきなり出場している感じである。2勝、決して満足のゆく数字ではないが、悪い数字でもない。

 

今シーズンは残り4試合。優勝の可能性もないし、プレーオフへ進出する可能性もない。

でも、このチームには強く惹かれるし、いつか大化けしそうなきがする。というか、間違いなく、するんじゃないだろうか。

 

 

 

 

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